チャンピックスと自分で禁煙できない男性のイラスト

禁煙補助薬「チャンピックス」

チャンピックスを服用して煙草を完全に断つ!自分の力だけではなかなか煙草をやめることは難しいとお考えの方も多いはずです。しかし、現在では病院の禁煙外来でも積極的に処方されているチャンピックスが非常に有効です!

チャンピックスのプラセボ対照試験

チャンピックス
↑そろそろ本気で挑戦してみませんか?

チャンピックスは近年TVCMで啓蒙活動も行われている禁煙外来で使用される禁煙補助剤です。
このチャンピックスの有効成分はバレニクリン酒石酸塩といいます。
このバレニクリンはニコチン受容体部分作動薬です。
喫煙による快楽感というのは、喫煙によって得られたニコチンが脳内のニコチン受容体に結合し、神経伝達物質のドパミンの放出を促進することに起因します。
このバレニクリンはニコチンがニコチン受容体に結合するのを阻止し、ニコチンの依存性を軽減していきます。
また部分作動薬であるためバレニクリンもニコチンのような作用を示します。
これによってニコチンの摂取が急に無くなることによる離脱症状を軽減する効果が得られます。
バレニクリンはニコチン受容体に継続的に作用するため、たばこを吸わないでニコチンが足りないと感じる状態を軽減します。
このチャンピックスが日本国内で承認される前に、実際に禁煙を希望する患者に対して二重盲検比較試験が行われています。
これはチャンピックスとそれにそっくりのプラセボ(偽薬)を医師も患者もどちらを飲んでいるか分からない状態で投与し、効果の判定を第三者が行う、というものです。
薬の投与は12週間にわたって行われ、バレニクリンを1mg含有する錠剤とプラセボを1日2回1錠ずつ服用して比較しています。
すると第9~第12週の禁煙持続率はバレニクリン投与群が約65%に対し、プラセボ投与群が約40%で有意にバレニクリンが禁煙持続効果を示したという結果が得られています。
また第9週~第52週における禁煙持続率もバレニクリン投与群がプラセボ投与群に対して有意に高かったという結果になっています。
このようにチャンピックスの効果は販売前に証明されているのです。

チャンピックスの服用で鬱病に繋がる懸念について

チャンピックスは禁煙補助薬として有名で、タバコによるニコチン摂取を代替する成分を用いて、禁煙による離脱症状の軽減をしてくれる医薬品です。
通常、タバコを吸うとニコチンが肺から脳へと達し、脳内のニコチン受容体に結合することで、快楽を生むドーパミンと呼ばれる物質を放出しますが、チャンピックスを服用すると、成分であるバレニクリンが代わりにニコチン受容体に結合して、ドーパミンを放出し、ニコチンの結合を阻害するようになります。
そのためイライラや気分の落ち込みといった離脱症状が少なくなり、タバコを吸っても満足感が得られないことから、喫煙への欲求を抑えることが可能です。
しかしながら、チャンピックスによる副作用で食欲不振やうつ病が起こると懸念されており、たとえ禁煙のためであっても使用を躊躇う人も少なくありません。
この問題はインターネットでもよく話題になっていますが、禁煙を行うと誰もがうつ病のように精神が落ち込みやすくなるのが原因であり、チャンピックスによる副作用ではないのです。
健康な人は脳内でセロトニンと呼ばれる幸福物質を分泌して、精神の安定を保っていますが、喫煙者はニコチンによる快楽物質の分泌を行うので、セロトニンが不要となって自己分泌をしなくなってしまいます。
そのため突然ニコチンを吸収しなくなると、ニコチン不足とセロトニンの分泌不足によって、精神的なバランスが崩壊してうつ症状、食欲不振などのやる気が起きない状態になります。
これを「禁煙うつ」と呼び、禁煙をする人なら誰もが起こりえる症状です。
チャンピックスの作用は抗うつ剤と似た原理で、ドーパミンの放出を行っているので、服用中は問題ありませんが、使用を突然やめるとセロトニン不足によって禁煙うつになる可能性はあります。
しかしチャンピックスに限らず、禁煙を行うことでうつ症状が現れる可能性はあるので、一概に薬のせいとは言い切れないのが実状です。

飲酒時とてんかん患者はチャンピックス使用に注意

禁煙補助薬のチャンピックスは、成功率が約50パーセントと高確率であり、スタートから12週間は健康保険が適用されるということで注目を集めています。
禁煙の妨げとなるニコチンの中毒症状に、苦しむことがないということが特徴です。
これは、チャンピックスがニコチンが結合する脳内のレセプターに代わりに作用するからで、タバコを吸わなくても平気な状態になります。
つまり、チャンピックスは脳に作用する治療薬ということです。このために、精神や神経にも多少の影響があります。
これらは、健康な人であれば大きな問題にはなりませんが、アルコールを摂取した場合には相互作用が起きる可能性があります。
また、てんかん患者の人が使用する場合も十分な注意が必要です。
これらは、アメリカ食品医薬品局が喚起している注意事項で、有事事象の報告システムのデータベースに基づきチャンピックスを使用した人の症例報告を精査した上でのことです。
具体的には、飲酒するとアルコールに弱くなる恐れがあり、てんかんの人は発作を促進する可能性があるということです。
このために、ただちに医師の診察を受けることが適当としています。
タバコの煙には、タールや一酸化炭素などの多様な有害物質が含まれており、健康に対して非常に大きな悪影響を及ぼします。
また、副流煙として周りに広がっていくので、周囲にいる人にも迷惑をかけてしまいます。
このために、禁煙を決意して実行するということは、自身と家族の健康のためには大きなメリットがあります。
そのための最も効果的な方法が、チャンピックスです。
てんかんを患っている場合は、医師の指導のもとで決断することが適当ですが、そうでない場合には飲酒をしばらくの間やめるということがベストの選択です。